「腎」の働き
「腎」は、五行の「水」に属します。
東洋医学の「腎」は、成長、発育、生殖に関する働きを担う、重要な生命力の元と考えられており、「腎」の調節によって、成長や機能の発達が促されます。
加齢により「腎」が衰えると、腰が曲がり、足腰が弱くなってきます。
さらに「腎」は骨の発育や、歯・髪とも深く関わっているため、老年期になると髪や歯が抜けやすくなり、骨が衰えて骨粗しょう症を発症することもあります。
他にも、「腎」の陰陽は、体全体の陰陽に影響することが多く、「腎」の異常は、陰陽失調による全身症状につながります。