精油(エッセンシャルオイル)について
目次
精油(エッセンシャルオイル)とは
アロマセラピーに欠かせない精油についてご紹介いたします。
精油(エッセンシャルオイル)は、花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから、植物の香り成分を抽出した天然の素材です。
成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質で、それぞれの植物によって特有の香りと特徴を持ちます。
大量の原料植物から、少量しか抽出することができない貴重な成分です。
精油の特徴
精油の特徴を以下にまとめました。
①アルコール・油脂に溶けやすく、水に溶けにくい。
②揮発性で、空気中に蒸発しやすく、香りが空間に広がる。
③強い香りを持つ。
④引火しやすい。
⑤分子量が小さい。
⑥様々な薬理作用を持つ。
⑦精油成分は、光や熱、酸素によって変化し、劣化する。
⑧主成分は、炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、エステル類などの有機化合物である。
精油の作用
精油はたくさんの作用を持っています。
1つの精油が複数の作用を持つことが特徴です。
・鎮静作用:神経系を鎮静し、興奮を鎮める
・鎮痛作用:痛みを和らげる
・鎮痙作用:筋肉の緊張を和らげる
・鎮咳作用:咳を鎮める
・去痰作用:気管支から過剰な粘液を除去する
・消化・食欲促進作用:胃腸の消化活動を高め、食欲を増進させる
・健胃作用:胃の働きを良くする
・刺激作用:心や身体の活動を刺激し、高める
・強壮作用:身体の各部位や全身の働きを活性化し、強化させる
・免疫賦活作用:免疫の働きを強め、活性化する
・血液循環促進作用:抹消血管を拡張し、血流を促す
・利尿作用:尿の排泄を促進する
・ホルモン調節作用:ホルモン分泌を調節する
・神経バランス調節作用:交感神経と副交感神経のバランスを整える
・抗うつ作用:抑うつ的な気分を明るくする
・収斂作用:皮膚を引き締める
・保湿作用:皮膚に潤いを与え、乾燥を防ぐ
・皮膚軟化作用:皮膚を鎮静させ、柔らかくする
・瘢痕形成作用:障害を受けた組織が元に戻るのを促す
・抗炎症作用:炎症を抑える
・抗アレルギー作用:アレルギー症状を緩和させる
・殺菌作用:菌を殺す
・抗菌作用:最近の増殖を抑制する
・抗真菌作用:真菌の増殖を抑制する
・抗ウイルス作用:ウイルスの増殖を抑制する
・消毒作用:感染を防ぐ
・防虫作用:虫を寄せ付けない